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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年06月19日 (Mon)


糖が……
糖が足りんっ!!(何)
と…言ったら↓の会話が発生……

兄「なら、コーヒーに大量に砂糖入れればいいだろう?」
綾「あぁあぁ!わかってない。わかってないね!砂糖のいかにもな甘さはダメなんだよ!黒砂糖とか、ケーキの上のサンタとか!」
(サンタ=砂糖菓子のことです)
兄「糖なら一緒だろ。」
綾「全然違うの!今私が求めてるのは…なんかこう…果実のフルティーな甘みと生クリームのクリーミーな甘みが絶妙にマッチしたのが食べたいのよ!分かる!?」
兄「…そんなもん分かるか!」

と…妙な甘さ論を語っていました。

ギブミ~糖!(笑)





えと…昨日の話はすみません。
脈絡がないにも程がある…。
父の日も…こじつけだし…OTL


今日は、同棲生活ちょっと暗め




同棲生活をして分かったことがある。



あなたは…夜に何度も目を覚ます…。



ゴロンと2人でベッドに寝転がってはや30分。
「眠れないの?」
「……君こそ。さっさと寝たらどうだ?」
「今寝ようとしてたところなの。おやすみなさい。」
「あぁ。おやすみ」

そう言って、寝るのはいつも通り。
眠りに落ちるのは八雲の方が早く…スーっと穏やかな寝息が聞こえる。

このまま、ずっと穏やかに眠ってくればいいのに…。




そんな些細な願いは今日も叶えられない




「っ!?……」

がばりと身体を起こす八雲。

「はぁっ…はぁ……」

こちらにまで聞こえてくる荒い呼吸。

「……くそっ…。」

私はいつも背を向けて眠る。

八雲に狸寝入りがバレないためにするのが一つ

そして、

八雲の顔を見ないようにするのが一つ。

あなたはきっと…とても辛そうな顔をしているから…。
私は…それを見たらきっと泣いてしまうのだと思う。

あなたは起きてるときでも時々寂しげな表情をする。
だが同棲を始めてからは少なくなったように思っていた。

でも…

夢の中で、あなたは苦しんでるの?


夢の中で苦しむぐらいなら……


起きているときに思い切り泣いてくれた方がいい。


あなたをしっかり抱きしめてあげるから



あなたを慰めてあげるから



あなたと一緒に…泣いてあげるから


ねぇ……泣いてもいいんだよ?


私に弱み見せてもいいんだよ?

それの全部が私は好きなんだよ?







あなたは肌蹴た布団を私に掛けてくれる

そして私の頬を撫でて…何度も何度も撫でて…。

小さい声で呟く。

「…すまない…」

どうして謝るの?

あなたは何も…謝るようなことはしてないんだよ?



「………」
ぎしっと…八雲が動くとベッドが軋む




私…八雲に何もしてあげられない…のかな?


夢で魘されてるの…分かってるのに


その原因を知ってるのは八雲だけ。


痛いぐらいに優しいあなたは…


きっと夢のことなんていわないんだろう……。





私から…聞けばいいのかもしれない…


どうして魘されてるの?何が辛いの…って?


でも…そのことで

八雲の中の人に触れて欲しくない部分に触れてしまいそうで…。


八雲を傷付けるのが怖くて…


傷ついた八雲を…支える自信がなくて……


だから言えなくて…


それが辛くて…


パタン…。


ドアが閉まるのを合図に目から涙が零れ落ちる。





私…何もしてあげられない。


「――――っ」

ごめんね…八雲君。


私…あなたに何もしてあげられてない…。


こんなに傍にいるのに…っ


あなたと一緒に居るのに辛いなんて……。







どれぐらい経ったのか

うつらうつらしていたときカチャッとドアの開く音

八雲がベッドに入り…遠慮がちに肩に触れる。

「……はるか…。」

確かに聞こえた私の名前。

肩と…腰をに手を回され抱き寄せられた。

「…?」

「…晴香…。」

肩に顔を埋める八雲。痛いぐらいに抱きしめられる。

「……どう…したの?」

「…なんでもない…。だから」

「もう少し…もう少しだけ…このままで。」

抱きしめられるのとは反対に弱弱しい声。


「うん…。このままで…」





スーっと…耳元で聞こえる寝息。


また…数時間後にはあなたが目を覚ます。


私がしてあげられる事は…


眠れないあなたを見ていることだけ……。



あなたの傍にいる…資格が私にはありますか?



続きます
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