「奈緒の母親に欲しいぐらいだよ。」

…1日テンション上がらず妙な倦怠感。
休みが足りん…（苦笑）


が、なんなんでしょう…この夜になると上がるテンション（爆）
八晴ぱわ～って事にしときませう！（笑）

【更新履歴】
頂き物×２
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それぞれ追加です。


拍手お返事。
連城さん。
お決まりですが、いいですよね！あのシチュ！
私も大好きです（笑）



さて、
母の日ネタしたのに父の日はすっかり忘れてました。
っていうか…父の日って…今日？昨日？？（爆）
今日…ですよね？（笑）
あるのは分かるのに、いつかをちゃんと把握できていないんです（苦笑）

じゃぁ今日は、大学生同棲生活設定の父の日で！

あぁ、そういえば…
「奈緒が君にお願いがあるそうだ。」
八雲の口から出たのはそんな言葉。
「奈緒ちゃんが？…私に？」
きょとんとして聞き返す晴香
「あぁ。今日家に帰ったら…そう伝えてくれと言われた。」
「…なんだろう？」
「さぁな。僕も聞いたんだが…絶対教えないと言われた。」
そのときを思い出したのか…少し表情を歪める。
ふとそれが、年頃の娘を持つ父親の反応と似ていると思った。
そう、丁度…「お父さんはもう部屋に入ってこないで！」
と…言われたときのような反応だ。思わず笑ってしまった。
「…何が、おかしい？」
不機嫌そうな声とともに痛い視線
「ううん。ただ、八雲君は奈緒ちゃんのお父さんみたいだなって思って。」
「僕が？奈緒の？？」
「…うん。一心さんがお母さんで八雲君はお父さん。奈緒ちゃんにとってそういう存在なのかなって…思ったの。」
にこりと、無邪気に笑う晴香。
今の八雲は少々ご機嫌斜めで…
しかも晴香を押さえ込む絶好のネタが今、手に入った。
「……君が、どう思おうが…君の勝手だが…」
これを利用しない手はないといわんばかりに薄く笑う八雲
「…奈緒の父親より。君の子どもの父親になりたいね。」
「えっ……！？」



同棲をはじめて暫くたつが…

晴香の危険察知能力はまだまだ未発達のようだ…。






翌日、２人でお寺に出向いた。

奈緒のお願いはほんの些細なこと。

料理を教えてくれ…と。





そんなこんなで材料を買占め、奈緒と晴香がキッチンを占領したのは早い夕方。

「じゃ。はじめようか？」
買ってきた材料を料理ごとに分けて、晴香がそう言う。
「うんっ！お願いします。」
「じゃぁまず。材料を切ります」
「は～いっ！」
満面の笑みで、奈緒が返事をする。


キッチンの隣の居間に…八雲と一心がいた。
「………」
「…………」
特に会話はなされずにお互いにお茶を啜っている…。

が…

「あ！」
ビクッ…っと…八雲が晴香の声に反応して…ゆっくりキッチンの方を向く。
「えっと……」
奈緒との会話にまだ慣れてないのかところどころ言葉が口に出る
「あぁ…そうじゃなくて…」
「…………」
八雲がたまらず立ち上がる
「…そんなに心配かね？」
「……叔父さんは心配じゃないのか？」
「晴香ちゃんに任せておけば大丈夫さ」
そういい、相変わらずお茶を啜る。
「その安心感はどこから来るんだ？あいつは何にもないところで転ぶような奴だぞ？」
「…八雲こそ、晴香ちゃんを過小評価しすぎだ。彼女は、いい母親になるよ。」
平然と言う一心に対し不機嫌丸出しの八雲。
「奈緒の母親に欲しいぐらいだよ。」
「…それは…ダメだ。…」
「ほぅ…それは何故かな？八雲？」
……
「…彼女は、僕のだ。」


居間でそんな会話がなされているとは知らずキッチンでは料理が行われていく。
「お姉ちゃん。料理で一番大事なのって…何かな？」
煮物に入れるべくジャガイモの皮をむいていく奈緒。
「う～ん…気持ち。かな」
「気持ち？」
「そう。食べてもらう人への気持ちをこめて作ると美味しくなるの。」
「じゃぁ、晴香お姉ちゃんは八雲おにいちゃんのこといっぱい思ってるの？」
「え！？」
唐突な奈緒の問いに思わず頬が赤くなる
「晴香お姉ちゃんのお料理って凄く美味しいから、そうなのかなって…」
「うん…そうだよ。」
テレながらもそう言う晴香
「だからね。ありがとうって言う気持ちをいっぱいいれてね？」
「うんっ！」


お父さん。ありがとう。




ずらり並んだ夕食。
それを囲む４人。
たとえ血のつながりがなくとも。
家族は家族。




すみません。眠い…（苦笑）