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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月19日 (Sun)
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2006年05月19日 (Fri)
今日の朝一番のニュース。

「台風1号が温帯低気圧に変わりました。」

台風っ!?
台風ですか!?もうですか!?
昨夜からやけに雨が降ると思ってたが…。台風でしたか……。
雨は好きで、降ってもいいんですが、副作用はノーサンキュです…。
そういえば、今日ナメクジを発見しました(笑)
そんな季節ですねぇ……。



18日
23時:ありがとうございます~。なんだかんだ言って八雲は律儀だと思うので、報告はちゃんとしそうです(笑)
改まっては絶対言わなさそうですけど(笑)

19日
9時:了解です!(笑)
ということで!
今日のネタは

偶然晴香がナンパされている所を見てしまった八雲の反応。

です!(笑)




久々に街に出ようななんて思ったのが間違いだった。


建物の角を曲がると動き回る人ごみの中にぽつんと立っている人影


……すぐに分かった。


君だと。


何故か建物にに身をかくしてしまう。


まったく

何で休日まで

君と逢う事になるんだ。




逢えるのは…嬉しくないといえば嘘になる。


が、

明らかに、誰かを待っている。


腕時計に目をやりため息を付く。
きょろきょろとあたりを見回し
また腕時計を見る。

それの繰り返し。


誰を…待ってるんだ?


そんなこと、どうでもいいはずなのに。


彼女が誰を待っていようがいいはずなのに。


なんだか妙に、気になる。


というか……。


なんで僕が隠れなきゃならないんだ?


僕は別に何も疚しいことはしていない。


堂々としてればいいのに……。

あぁもう!
ガリガリと頭を掻く。

いったい何をしてるんだ。僕は!



遅いなぁ……。
相変わらずの時間のルーズさ。メールの一件も入ってこない。
美樹の奴、きっとまたどこかで道草くってるんだ。
ほんとにもう、来たら文句言ってやらなきゃ。

ため息と共に携帯を鞄にしまう。

「よぉ。姉ちゃん。」
「え?」


誰?……知らない人…よね??

男が、2人誰だ?


「人待ち?」
「そう、ですけど…」
どう対処していいのか分からずに、そんな返事をしてしまう。

何か会話をしてる…が、知り合いじゃなさそうだ。


「つっても、もう30分も待ってんじゃん?すっぽかされたんじゃねぇの?」
「……いつもの事です。」



どうせナンパ目的で声を掛けて来たに決まってる。

それは分かるけど、どうやって逃げよう?

………嫌だ。

そんな奴らと喋るな!


「ひょっとしてそれ、彼氏?」
「違います!」


あ、彼氏と言ってたほうが良かったかも…

困った顔の君、何か墓穴を掘ったのか?


「ならちょうどいいや。俺たちと遊ばない?」


あぁ!もうやっぱりっ!

「困りますから。」
「ちょっとぐらい、いいじゃん?」


ちょ、ちょっと…いきなり何?

触るな。


「退屈させないからさぁ。」


触るな触るな!触るな!!

彼女にそんな事をしていいのは


…私にこういう事していいのは

八雲君ぼくだけだ。



「おい。」
低い声。でも、聞いた事のある…。
「あん?」
「…手を離せ。」
凄い形相で睨んでくる八雲。
「八雲…君?」
嘘…?なんで、八雲君が?
「手を離せといっている。」
つかつかと歩み寄りその手を思い切り払う。
「ってぇなぁ」
「お前なんだよ?」
「連れ合いがどうも世話になりました。」
「連れ?」
「…これが僕の連れですが?何か問題でも?」
そういうとグイッと晴香を引き寄せる。されるがままの晴香。
「待ち人は彼氏じゃなかったんじゃない?」
「聞いていませんでしたか?僕の連れ合いです。」
「連れ合いって…。」
「…確かに、彼氏じゃねぇな。」

苦笑気味にそういい適当な理由を並べて2人は去っていった。

「八雲君…。」
「……君はいったい何をやってる?…」
「待ち合わせ…してたんだけど。」
「無防備だ。」
「……ごめん。」
「自覚があるんならいい。」
ふぅっとため息を付く八雲
「僕はもう帰る。」
「八雲君。」
ぎゅっと袖を握られる。
「……一緒に行っていい?」
「待ち合わせだろう?」
「…すっぽかされた…から、いいの。」
「………」
それでも怪訝そうな八雲。
「…八雲君と居たいの。」
赤い顔で、そういう晴香。
「…まったく、しょうがないな。」
口ではそういうが嬉しいのは分かっている。
「……ここ、触られてたな。」
そういうと肩を抱く八雲。
「…僕以外の男に触らせるな。」
「…触らせたくて、触らせたわけじゃないわよ。」
「今度一切、触れさせるな。」

僕が、嫉妬で狂いそうになるから。


「…うん。」
なんて独占欲。
「…私も、八雲君以外の人に触れて欲しくない。」

思うことは2人とも一緒。

あなただけは

君だけは



特別なんだ



END



素敵ネタをいただいたのに、こんなんですみません(滝汗)




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