ここは「文風月」内、FF置き場です.
カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
昨日はチャットが楽しすぎて…ついつい夜更かし…。
実際は、テンション上がりまくりで寝るに寝れなかったんですがね。(笑)
今日は…朝起きれませんでした(苦笑)
昼まで爆睡…。
とたんに歳を感じる今日この頃…。
お付き合いいただいてありがとうございました。
また来週お待ちしております(笑)
今日は天気が久々に良かったので模様替えしました!
いえ、模様替え、するの好きなんです(笑)
WEB拍手
えっと…。
15時にコメントくださった方、こちらに。
今日は母の日ですね。
そのネタを2つ…。
さ~て、明日は学校だっ!
頑張ろう。
1.母の日~side child~
5月14日。日曜日。
GW開けの最初の日曜日。
八雲と晴香は買い物に来ていた。
というか、晴香の買い物に八雲が着いてきたと言ったほうが正しいのかもしれない。
「人多いね…。」
「…命日だからな。」
「え??誰の?」思わず聞き返してしまう。
「アンナ・ジャービスという人の母親だ」
「…だから、それ誰?それに、命日と人が多いのとどんな関係があるっていうの?」
「なんだ、君は母の日も知らないのか?」
「………母の日…」
ポカーンとしている晴香を見て、にやりと笑う八雲。
あぁもう!ひねくれ者め!
「そっか、もう母の日なんだ。」
「…君は連休ボケからまだ抜け出せないのか?それとも5月病にでもかかったか?」
「そうじゃないわよ!」
いちいちほんとに可愛くない。
「ねぇ。少し見に行かない?」
「……何を?何処に?…君の文には目的語が抜けている。」
そんなにいちいち突っ込まなくてもいいじゃない…。
「母の日のプレゼントを見に。」
「断る。僕には関係ない事だ。」
「どうして?」
「…君はそれを本気で言ってるのか?」
少しだけ不快そうな表情を見せる八雲。
「八雲君こそ。関係ないなんて何で言えるの?」
「僕の母親はもう死んでる。君だって知ってるだろう?」
「それは知ってるけど。やっぱり八雲君にだって、関係あるじゃない。」
「やっぱり…僕は君の思考には付いていけないな。」
やれやれと言う風にため息を付く。
「私だって、八雲君の思考には付いていけないわ。」
お返しといわんばかりにこちらも大げさにため息を付く。
「で?なんで僕に関係あるんだ?」
晴香のため息に少し眉をひそめてから、八雲がそう訊ねる。
「だって。私のお母さんは八雲君の義母 さんでしょ?」
「………」
八雲の、眠そうな目が一瞬見開かれる。
「私達、もう家族なんだからね?」
「…。そう、だったな」
少しはにかんだように笑う八雲
「君がそこまで言うんなら、付き合ってやらなくもない。」
そういうと晴香の左手を掴む。
「え?」
「なんだ、行かないのか?」
照れ隠しのように少しぶっきらぼうに言う八雲。
「行く」
不自然に掴まれている八雲の手を一旦離して、いつもやっているように手を繋ぐ。
隣に並んで一緒に歩く。
左手の同じ場所に、同じリングが嵌められている。
「ありがとう」
八雲の口が動いた気がした。
「?…何か言った?」
「…耳まで悪くなったか。」
「なによそれ!」
「言葉通りだ」
「もう!」
口を付いて出てくるのはこんな言葉ばかりだが。
君には、どれだけ礼を言っても足りない。
ありがとう。
僕に、家族をくれて…。
END
ちょっとだけ、未来のお話。
2.母の日~side mother~
「小沢さん~。お届け物です。」
戸隠そば「おざわ」の看板が掛かった店に、そんな声が響く。
「は~い。」
出てきたのは当然、晴香の母親の恵子。父親は厨房でそば作りに熱中している。
「あら。晴香からじゃない。」
差出人を見て思わず声を上げる。奥の厨房でピクリと父親が反応する。
ポンッと印鑑を押して、配達のお兄さんには帰ってもらう。
「もう母の日ねぇ…。」
しみじみとしたようにそういう恵子。
鉢植えの花に添えられたメッセージカードと、手紙。
みんな元気でやってるので、安心してください。
近いうちに。また、帰ります。
そう書かれた手紙と同封されていたのは数枚の写真。
それを見て思わずにやっとしてしまう。
基本は八雲と晴香の2人のもの。
一心と奈緒とで4人で写っているのもある。
「ほんとに、みんな元気そうね。」
ふふっと笑う恵子。
親にとって一番嬉しいのは、子供の幸せ。
それが、何よりの母の日のプレゼント。
END
八雲って…写真嫌いそう(笑)
5月14日。日曜日。
GW開けの最初の日曜日。
八雲と晴香は買い物に来ていた。
というか、晴香の買い物に八雲が着いてきたと言ったほうが正しいのかもしれない。
「人多いね…。」
「…命日だからな。」
「え??誰の?」思わず聞き返してしまう。
「アンナ・ジャービスという人の母親だ」
「…だから、それ誰?それに、命日と人が多いのとどんな関係があるっていうの?」
「なんだ、君は母の日も知らないのか?」
「………母の日…」
ポカーンとしている晴香を見て、にやりと笑う八雲。
あぁもう!ひねくれ者め!
「そっか、もう母の日なんだ。」
「…君は連休ボケからまだ抜け出せないのか?それとも5月病にでもかかったか?」
「そうじゃないわよ!」
いちいちほんとに可愛くない。
「ねぇ。少し見に行かない?」
「……何を?何処に?…君の文には目的語が抜けている。」
そんなにいちいち突っ込まなくてもいいじゃない…。
「母の日のプレゼントを見に。」
「断る。僕には関係ない事だ。」
「どうして?」
「…君はそれを本気で言ってるのか?」
少しだけ不快そうな表情を見せる八雲。
「八雲君こそ。関係ないなんて何で言えるの?」
「僕の母親はもう死んでる。君だって知ってるだろう?」
「それは知ってるけど。やっぱり八雲君にだって、関係あるじゃない。」
「やっぱり…僕は君の思考には付いていけないな。」
やれやれと言う風にため息を付く。
「私だって、八雲君の思考には付いていけないわ。」
お返しといわんばかりにこちらも大げさにため息を付く。
「で?なんで僕に関係あるんだ?」
晴香のため息に少し眉をひそめてから、八雲がそう訊ねる。
「だって。私のお母さんは八雲君の
「………」
八雲の、眠そうな目が一瞬見開かれる。
「私達、もう家族なんだからね?」
「…。そう、だったな」
少しはにかんだように笑う八雲
「君がそこまで言うんなら、付き合ってやらなくもない。」
そういうと晴香の左手を掴む。
「え?」
「なんだ、行かないのか?」
照れ隠しのように少しぶっきらぼうに言う八雲。
「行く」
不自然に掴まれている八雲の手を一旦離して、いつもやっているように手を繋ぐ。
隣に並んで一緒に歩く。
左手の同じ場所に、同じリングが嵌められている。
「ありがとう」
八雲の口が動いた気がした。
「?…何か言った?」
「…耳まで悪くなったか。」
「なによそれ!」
「言葉通りだ」
「もう!」
口を付いて出てくるのはこんな言葉ばかりだが。
君には、どれだけ礼を言っても足りない。
ありがとう。
僕に、家族をくれて…。
END
ちょっとだけ、未来のお話。
2.母の日~side mother~
「小沢さん~。お届け物です。」
戸隠そば「おざわ」の看板が掛かった店に、そんな声が響く。
「は~い。」
出てきたのは当然、晴香の母親の恵子。父親は厨房でそば作りに熱中している。
「あら。晴香からじゃない。」
差出人を見て思わず声を上げる。奥の厨房でピクリと父親が反応する。
ポンッと印鑑を押して、配達のお兄さんには帰ってもらう。
「もう母の日ねぇ…。」
しみじみとしたようにそういう恵子。
鉢植えの花に添えられたメッセージカードと、手紙。
みんな元気でやってるので、安心してください。
近いうちに。また、帰ります。
そう書かれた手紙と同封されていたのは数枚の写真。
それを見て思わずにやっとしてしまう。
基本は八雲と晴香の2人のもの。
一心と奈緒とで4人で写っているのもある。
「ほんとに、みんな元気そうね。」
ふふっと笑う恵子。
親にとって一番嬉しいのは、子供の幸せ。
それが、何よりの母の日のプレゼント。
END
八雲って…写真嫌いそう(笑)
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