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ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
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2006年07月11日 (Tue)
めっちゃ、PC(というか…インターネット回線)から嫌われてます(苦笑)

メールが受け取れません…
インターネットページが開けません…

何故!?



そして…なぜか頭痛…。



大卒後、同棲生活で…酔っ払いネタです(爆)

だって好きなんだもん



「打ち上げ、いってくるね。大丈夫、すぐ帰ってくるから」

そう言って出て行った晴香は…未だに帰ってこない。



よくよく考えれば、やっぱり行かせるべきではなかったんだ。
八雲は、深い深いため息を付いた。
時刻はそろそろ11時、彼女が帰ると言った時間よりをはるかに過ぎている。
八雲は一人マンションのエントランスで晴香の帰りを待っていた。
じっとりと嫌な風が吹き抜ける。この分だと明日は雨だ。
そんな事を思っていると見えるヘッドライト。
一台の車が道の端に止まったのでエントランスから外に出てみる。
助手席に見慣れた顔。
「やっと帰ってきたか……」
そうぼやきながら車に近づき、助手席の窓を叩く
気が付いた晴香は…見るからに酔っていて、あの笑顔で手を振っている。
小さなため息を付いていると助手席の窓が開く。
冷たい空気と共にタバコのにおいが流れ出てくる。
「あなたは、どちらさん?」
運転席に乗っていた男性が怪訝そうに聞く、常識的な対応といえばそうなんだろう。
さて、どうする?
同棲中の恋人です…なんて言って、ごたごたするのはごめんだった。
「小沢八雲です。妹がお世話になりました。」
自分でも驚く程すんなり出た嘘。
彼女を妹呼ばわりしたことではなく自分で小沢八雲なんて真顔で名乗るなんて……
「あぁ。お兄さんでしたか。」
こんな嘘をすんなり信じるのも珍しいが、この際それはどうでもいい。
「こいつ、皆様にご迷惑かけていませんでしたか?」
「いい妹さんですよ。むしろ、こっちが迷惑かけてしまったようで…。」
ちらりと助手席の晴香を見る。
「そうですか。わざわざ送っていただいてありがとうございました。」
深々と頭を下げて助手席から晴香を下ろす。
「それでは、おやすみなさい。」
「はい。ありがとうございました。」
車が消えるまで、2人は見ていた。

「起きてるか?」
「起きてるわよぉ~。」
だめだ、完全に酔ってる。
深いため息を付きながら晴香を部屋まで引っ張っていく。
最後には、半ば強引に部屋に入れてガチャリと鍵をかけて…、安堵のため息。
「あはは~八雲君大げさすぎ。監禁されたみたい~」
と…暢気にそう言って家に上がる。
ほんとに監禁するぞ…と八雲が思っている事を晴香は知る由もない。


「ふふふふ~ただ~い~ま。」
リビングにやってきた八雲に正面からぎゅう~っと抱きつく晴香。
「僕は酔っ払いは嫌いだぞ。」
「私は好きよ~?」
何度このやり取りを交わしたか…。
ため息を付いた拍子に…刺激される嗅覚
「…酔っ払いも嫌いだが…タバコの匂いはもっと嫌いだ。」
晴香の吸う筈のないタバコの匂い。
いつもと違う髪の香に、八雲はいろんな意味で不快感を覚えた。
「風呂にでも行って、アルコールを覚まして来い。」
それと、そのタバコの匂いも一緒に落として来い。
そういい晴香の腕を解かせる。
「じゃ~一緒に入る??」
八雲の肩に手を置いてニコニコしながらそう言う晴香
「はっ??」

晴香の唐突な言葉に…八雲はしばらく固まったままだった。


END

や、「斉藤晴香」はいっぱい聞きますが、「小沢八雲」は聞かないな~って思って(笑)
あと、タバコ臭ネタね。


要望があれば続き書きます。

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無題
帰ってくるのが遅い晴香を待ちわびてたり、小沢八雲なんて普通に名乗ったり、一緒に風呂に入るか聞かれて固まる八雲が良いと思いました♪
何より、自分、同棲ネタ大好物なので・・・(笑)
2006/07/14(Fri)12:43:55 編集
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