忍者ブログ
2024.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
ここは「文風月」内、FF置き場です. カテゴリに作品名が入っていないものは「八雲」
2024年05月20日 (Mon)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006年07月06日 (Thu)

昨日運動をしたせいか…
股関節がめちゃくちゃ痛い。

う~っ…。マッサージしなきゃ…。

そして、改めて今日は物忘れの激しさに気付く(苦笑)
昨日、体育館シューズを忘れて家まで取りに帰ったこともあり…
準備万端!で出かけたんですが…実習靴を忘れてました。
そこに出してたのに!
もう、どうにかしてください(苦笑)
…とりあえず明日は白衣を忘れないようにしよう……。


さて、4を消化です

晴香独白

La・campanella ~ラ・カンパネラ~さまより『花から連想5のお題』


4.睡蓮。穢れなき強さと孤独。




八雲は優しい。

口は悪いし、普段はそんなそぶり全然見せないけど…。


その優しさは…強さから来るものだと思う

だから、時々心配になる。


「大丈夫?」

「だめだ…」


そのダメは…私に対する返事じゃなく。


そこに居る女の子への投げかけ。


八雲の強さは、誰かを傷付けて手に入れたものじゃなくて…。

誰も傷付けたくないから手に入れた強さ。


自分の身の保護ではなく

誰かを助けたいと思う強さ。


「無理しちゃダメ。」

「もう少しで、分かるんだ。静かにしててくれ。」

左目を押さえて…そう言うあなた。

ねぇ、……八雲?
あなたは強い…それは認める。


でもその反面

ひょんなことで崩れそうな気がするの。


いつか、あなたが壊れてしまう気がする…。

自分でも、上手く言えないけど…

あなたを見てたらそんな気がしてしまう。

だから…ね?

「無理しちゃダメだよ。」

ぎゅぅっと…八雲の頭を抱きしめる。

驚いたようにビクッと震える八雲の身体

「…離せ。もう少しで…」

後悔はしたくない。

「…自分が辛いの我慢しないで。」

壊れてからじゃ遅いの。

「…これは、僕にしかできないことだ。」

腕の中でもがく八雲。

「それは分かってる。でも…」
「でもじゃない」
「…そんな八雲君を見て…心配してる人が居るってこと。忘れないでよ。」
「………」
「あの子の命も八雲君の命も…同じ重さなんだから…。」

ううん、むしろ
私にとってはあなたの命が…何もよりも大事。

「無理、しないで?」

あなたは私にとって掛けがえのない人だから…。

「……。分かった、少し休む…。…だから」

「?」

「…このままで良いか?」

「いいよ…」

八雲を抱きしめる手に力をこめる。

あなたは、一人じゃないから。

「もっと…頼って?」


あなた自身が、孤独じゃないって分かるように…。


END



除霊中にて




PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
←No.111No.110No.109No.108No.107No.103No.102No.101No.100No.99No.98
ブログ内検索